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NEWSLETTER of The Japanese Society for Applied Animal Behaviour, No.54, Jan 2019

◇巻頭言

 


出口善隆(副会長(事務局長)・岩手大学)

 
 
みなさま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

今年は平成が終わり、新しい元号が始まります。平成の終わりに先がけ、「応用動物行動学会」も「日本家畜管理学会」と統合し、「動物の行動と管理学会」に生まれ変わります。2002年に誕生した「応用動物行動学会」、「日本家畜管理学会」と2004年からは研究発表会を共催し、2005年からは学会誌「Animal Behaviour and Management」を共同発行して参りました。2005年と2015年には国際応用動物行動学会議(ISAE)を日本で共同主催いたしました。2013年からの評議委員会および総会の共同開催を経て、2016年には将来構想委員会を設置し、森田委員長の下、統合の方針が提案されました。2017年には学会統合委員会を設置し、安江委員長の下、統合の準備が進められて参りました。2019年3月には「動物の行動と管理学会2019年度春季研究発表会(統合新学会設立大会)」が開催される予定です。

応用動物行動学会と日本家畜管理学会の力が統合され、よりパワーアップした「動物の行動と管理学会」。これからも学会員の皆様のご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、2019年、会員のみなさまの一層の活躍を祈念いたします。

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◇2018年度春季研究発表会の報告

 

新宮裕子(大会担当・根釧農業試験場)
八代田真人(庶務・岐阜大学)

日本家畜管理学会と応用動物行動学会は統合し、動物の行動と管理学会に名称を変更します。記念すべき第1回目の研究発表会ならびに総会を下記日程と要領で開催いたします。皆さま、ふるってご参加ください。本年も日本畜産学会第125回大会(2019年3月27日~30日)の関連学会として、開催いたします。

一般講演については口頭発表とポスター発表を募集します。優秀発表表彰は口頭発表のみ募集します。

○開催日時
研究発表会:2019年3月30日(土)9:00~11:50、12:50~17:20
*ただし、演題数によりスケジュールが若干、変更になる場合があります。事前に、学会Webページでご確認ください。

シンポジウム:2019年3月31日(日)9:00~11:00

総 会:2019年3月31日(日)11:00~12:00

懇親会:2019年3月30日(土)(18:00以降)に行う予定です。会場、時間、会費等は後日連絡致します。

○開催場所
麻布大学(神奈川県相模原市中央区淵野辺1丁目)
 口頭発表会場:8号館7階8501
 ポスター発表会場:8号館7階8505
 シンポジウム・総会会場:生命環境科学部棟101講義室

○春季研究発表会申し込み要領
1)発表申し込み発表希望の方は、下記事務局宛てに、201923日(日)(必着)までに、講演要旨をメールにて送信してください。講演要旨の受領をもって、発表申し込みとします。発表者は、統合後の「動物の行動と管理学会」の会員の方に限ります。必ず2019年度会費を支払いの上、要旨を提出してください。
なお、発表申し込みの際には、発表形式(口頭発表またはポスター発表)を明示してください。口頭発表を希望する方(優秀発表への申込みを除く)でポスターへの変更も可能な方は、要旨申込み時に「ポスターへの変更可」と明記してください。

発表申込み先 事務局:八代田 真人 (yayo(a)gifu-u.ac.jp)  (a)を@に変えてご利用ください。

2)講演要旨の作成
要旨原稿は、A4サイズ1とし、講演要旨作成要領2016.docxに従って、Word(保存形式は2010以前のもの)で作成の上、添付ファイルで送信してください。講演要旨は白黒印刷されますので、写真や図を掲載される際にはご注意ください。
なお、講演要旨作成要領は、応用動物行動学会webページ http://www.jsaab.org/pg352.html からもダウンロードできます。

重要】応用動物行動学会及び日本家畜管理学会(以下、本会とする)は、特許法の規定による「特許庁長官が指定する学術団体」の指定を受けておりません。したがって、特許出願前に、本会が主催する研究発表によって、日本国内において公然と知られた発明の場合には、特許を受けることができません。特許申請をお考えの発表者におかれましては、十分、お気をつけくださいますようお願い申し上げます。

3)発表方法
口頭発表とポスター発表の詳細はwebページの年次大会の項目をご参照下さい。
講演順と講演時間については、プログラムが確定後、発表者にお知らせするとともに、学会のWebページに公開します。

4)優秀発表表彰
学生(大学院生含む)を対象とした優秀発表表彰を行います。優秀発表表彰は、口頭発表に限定します。優秀発表表彰を希望される方は、申し込みの際、「優秀発表希望」と明記し、申し込んでください。学生であっても、申込み時に「優秀発表希望」の記載がない場合は、優秀発表表彰の対象とはしませんので、ご注意ください。なお、時間の都合により口頭発表できる演題数には限りがあります。学生を指導されている教員の皆様におかれましては、優秀発表にふさわしいと思う演題をご推薦くださるようご配慮お願いいたします。

5)その他
非学会員で研究発表会へ参加希望の方にお知らせです。非学会員で研究発表会に参加を希望される方は、できれば事前に入会し、2月末までに2019年度会費(一般会員:4000円、学生会員:4000円、法人会員:12000円以上(1口4,000円×3口以上))を納入した後、研究発表会への参加をお願い致します。


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◇シンポジウムの告知

 

堂山宗一郎(シンポジウム担当・農研機構西日本農研)


2019年3月31日に動物の行動と管理学会主催のシンポジウムを開催します。この度、日本家畜管理学会と応用動物行動学会は統合し、動物の行動と管理学会として新しいスタートを切ります。そこで今回のシンポジウムでは、統合学会に期待することや今後の方向性などを各分野の会員の方に話していただく予定です。多くの方のご来聴お待ちしております。

タイトル「動物の行動と管理学会設立シンポジウム-新学会への期待と今後の方向性」
日時:2019年3月31日9:00~11:00
場所:麻布大学 生命環境科学部棟101講義室
講師:未定


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◇学会統合にかかる会費納入方法のお知らせと会費納入のお願い

 

松浦晶央(会計担当・北里大)


応用動物行動学会の会計年度は3月1日から翌年の2月末日までであり、年会費は2,000円です。また、次年度より応用動物行動学会と日本家畜管理学会が統合されますが、統合後の「動物の行動と管理学会(仮称)」の年会費は、一般会員・学生会員とも4,000円です。

現在、会員の皆様宛、会費納入状況をメールで順にお知らせしているところでございます。メール文書内には未納額あるいは過払い額等の情報が記載されておりますので、ご確認の上、ご対応いただけますようお願い申し上げます。

このニュースレターでも以下の通り、年会費に関するお知らせを記載いたします。まだご対応いただいていない方は、できるだけ早くにご対応ください。

次年度も継続して「動物の行動と管理学会(仮称)」の会員となるご希望がある場合、未納会費と併せて次年度の年会費4,000円も併せて下記口座にお振込みください。

「動物の行動と管理学会(仮称)」の会員となるご希望がない場合、応用動物行動学会会費の未納分のみ下記口座にお振込みいただくとともに、会員幹事の瀬尾先生(seo(a)obihiro.ac.jp)および会計幹事の松浦(matsuura(a)vmas.kitasato-u.ac.jp)までご連絡ください。

■お振込み方法(「郵便振替口座」にお振込みください)
加入者名 応用動物行動学会
口座番号 02790-9-13298

お振込みには郵便局に備え付けの「郵便振替払込用紙」(青色、振込み人が振り込み料金を負担する用紙)をご利用ください(ネットバンクによるお振込みも可)。
通信欄・ご依頼人欄におところ、お名前を明記してください。

■ゆうちょ銀行へ送金の場合
ゆうちょ銀行
金融機関コード:9900
店番:279
店名:二七九 ニナナキユウ
口座番号:0013298(当座)

なお、統合後の「動物の行動と管理学会(仮称)」の年会費の取り扱いについては、次のように決められています。
応用動物行動学会の会費未納がなく、かつ動物の行動と管理学会(仮称)の年会費を納入すれば自動的に動物の行動と管理学会(仮称)の会員となります。
(応用動物行動学会の会費未納がある場合は、動物の行動と管理学会(仮称)の会員にはなれません。)

  1. 未納がない場合 →動物の行動と管理学会(仮称)会費を上記口座に納入して下さい。
  2. 未納がある場合 → [未納額+動物の行動と管理学会(仮称)会費]の合計を一括して上記口座に納入して下さい。


また、応用動物行動学会の会員ではなく新規に動物の行動と管理学会(仮称)に入会を希望する場合、一般会員1名の推薦が必要となります。応用動物行動学会を会費未納で退会した場合、2年間は推薦を受けることができませんので、ご注意ください。

その他、ご不明な点等あれば会計担当幹事(matsuura(a)vmas.kitasato-u.ac.jp)までお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。


※メールアドレスは (a) を @に変更してお使いください.

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◇ISAE2019(ノルウェー)の告知
 

二宮 茂(国際連携担当・岐阜大学)


 
今年の国際応用動物行動学会(ISAE)の学術大会は、ノルウェーのベルゲンで開催されます。開催期間は2019年8月5日~8月9日です(要旨提出締め切り日: 2019年2月15日)。
大会HP http://isae2019.com/

参加費(早期登録5/15の場合)は、ISAE会員で4750NOK(ノルウェークローネ、日本円で約6万円)、ISAE学生会員で2650NOK(約3万5千円)です。非会員の場合、参加費は1.2倍になります、発表予定の方は是非ISAEにご入会下さい(年会費は35英ポンド、学生の場合、15英ポンド)。入会方法は学会ニュースレターNo.42号、あるいはISAE学会HPを参照ください。

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◇新学会の発足に向けて
 

山田 明央(会長・農研機構東北農研)

 
 

ニュースレター48号に、応用動物行動学会と日本家畜管理学会合同の学会長として、私の任期は両学会の統合に向けた2年間ですと書き、皆様にご協力をお願いしてから2回目の新年を迎えようとしています。くしくも来る平成31年は「平成」としての最後の1月1日であり、次年度のうちに新たな年号に切り替わるという節目の年でもあります。

昨年3月の東京大学での総会で両学会の統合が承認され、2019年4月の統合に向けて、安江統合委員会委員長を中心に両学会の役員・幹事などの皆さんによるさまざまな面からの実務的な検討を行っていただきました。そして、「動物の行動と管理学会」という名の下に新たに立ち上げる学会の会則について、メールによる臨時総会という形で皆様にご承認いただいたところです。その上で、矢用健一会員に新しい学会の会長(候補)をお願いして、その他の役員(候補)の皆様にもそれぞれお引き受けいただき、現在、4月からの新学会の円滑な移行・運営のために引継業務を行っていただいています。その経過については、ABM誌第54巻3号でご紹介する予定ですので、ここでは取りまとめにご努力いただいた統合委員会の皆様、またこの間ご理解・ご協力いただきました全会員の皆様に心からの感謝をお伝えしたいとおもいます。本当にありがとうございました。

毎年度当初にあたるニュースレター48号、52号では、これまでの応用動物行動学会そして共同で学会誌・大会を維持してきました日本家畜管理学会の持つ多様性について、お願いをしてきました。そして新たに「動物の行動と管理学会」となっても、そのことは是非大切にしていっていただきたいと思います。「多様」であること、「柔軟」であること、そしてその中できちんと「議論」をすること(そしてその後は楽しく懇親会をすること)、友達を、学生さんを、先輩や後輩を、社会的組織の中にいると、いろいろとめんどくさい肩書きを抜きに一緒に参加しませんかとお誘いできる、そんな学会にこれまで以上に育っていければと希望します。今回、応用動物行動学会員もしくは日本家畜管理学会員からの移行以外で、新たに「動物の行動と管理学会」の学会員になる条件として設けた「会員からの推薦」条項は、そんな意味に理解していただければと思います。

もう一つ、新たな学会名に「管理」という言葉が残っています。私たち「人間」が「動物」と向き合う時は、「管理」という概念抜きにはその関係性を説明できないからだと思っています。私たちは動物との関係性の中で野生動物も含めて「管理」を放棄したら、それは「ネグレクトと同値になるという認識は、多様性を維持しながら私たちが一つのまとまりとして、これからも一緒に話せる基盤ではないかと考えます。産業動物、伴侶動物、動物園動物、そして野生動物まで、私個人としても「生」を、そしてそれと同じく「死」を管理しているのだという自覚を大切にしながら、みなさまとお話が出来ることを希望を持って楽しみにしています。3月に麻布大学で開かれる、第1回の発足大会に是非多くの皆様にお集まりいただくと共に、今後とも新たに発足する「動物の行動と管理学会」をよろしく願いいたします。


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◇UFAW2018香港 参加報告

 

黄 宸佑(信州大学)

 

10月25、26日に香港城市大学で開催されたアニマルウェルフェア大学連盟(University Federation of Animal Welfare: UFAW)2018年の国際会議に参加しました。初めて香港を訪れて、まず印象的だったのは林立している超高層建築物とかなりの人口密度でした。調べたところ、香港は、地域人口密度が世界で第2位ということ、さらに、香港競馬会(Hong Kong Jockey Club)は、人間、動物および環境の「One Health」を促進するために5億香港ドル(凡そ72億円)を香港城市大学に寄付し、最先端の動物医療と研究センターを設立を知り、これほどまでにアニマルウェルフェアを意識し、力を入れていることに驚きました。

今大会の講演は主に獣医師から、伴侶動物の医療、環境、文化、社会問題、政策など多方面的な視点からアニマルウェルフェアを議論しましたが、家畜に関する研究や技術報告などの話もありました。その中で興味を引いたのはまず、ヒツジ飼養大国であるニュージーランドにおける調査で、断尾したヒツジのしっぽは推奨の長さより短いのが多いという報告でした。農家たちは断尾後のしっぽが短かすぎると疾病につながりアニマルウェルフェル上の問題となると認識していますが、断尾作業は主に経験が浅い人、もしくは労働者たちが“feeling”で行われています。日本にもどって当大学のヒツジのお尻を確認したところ、やはりしっぽが短すぎる個体が何頭もおり、今後作業する際の注意点になると考えました。

次に興味を引いた発表として、家畜の日常管理に関するものでした。これは爪切り後のヤギの爪と足の関節の角度の変化を、レントゲン写真で分析した研究でした。舎飼い主体の場合なら、爪の成長と共に、動物の関節に少しつづ負担がかかり、変形してしまうと荷怪我と跛行の原因となります。該報告は、定期的に、そして頻繁的に爪切りを行うことが推奨されました。当大学の場合は伸びたことに気付いてから爪切り作業を行うので、十分注意する必要があると思います。

大会の参加者は、欧米からの研究者が大半でしたが、台湾から3人の発表者もいました。最初の方は動物保護施設の従業員や安楽死を実行する関係者の心理ストレスの計測と解消法に関する発表で、アニマルウェルフェアに関する人のヒューマンウェルフェアは政策面から注視しなければならないと報告しました。現在、台湾でのアニマルウェルフェアは主に民間団体が主導していますので、次の発表者は、自分が社会研究の背景でアニマルウェルフェアに関する社会教育を行なっています。最後の方は、大学でアニマルウェルフェアに関する教育プラグラムを計画し、台湾の大学でアニマルウェルフェアの教育面から広めることを取り組んでいました。 

本大会では、普段から全く違う分野の人たちに、同じアニマルウェルフェアの目標を追求し、私自身、別の視点から議論をすることができ、大変貴重な経験をさせていただきました。


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◇編集後記とイベント情報
   

深澤 充(NL担当 東北大学)

 
皆様、明けましておめでとうございます。

当学会も今年度を持ちまして、新たな「動物の行動と管理学会」に発展的解消をします。今号が応用動物行動学会としては最後のニュースレターになります。自分が担当するようになったのは2011年4月からなので、足掛け8年担当させて頂きました。この間に当学会のテーマの一つともいえる「アニマルウェルフェア」「動物福祉」については、だいぶ社会的に認知もされてきたように私は感じています。

ニュースレターの形式は少し形を変えるかもしれませんが、新学会に引き継がれることになりそうです。
自分が担当した最初の号の編集後記には

物事への関わりを深めるためには、「楽しい」という感情が不可欠です。会員の皆様に「応用動物学会って楽しい集まりだな」と思っていただけるように、明るく楽しい紙面作りが出来るように努めます。

と書きました。担当は私から外れる予定ですが、新学会でもニュースレターを通じて学会員みんなで「楽しさ」をシェアすることで、一層活発な活動ができるようになることを祈念しております。

最後になりますが、素敵な写真の提供やHP用の編集・アップ、内容の相談などに乗ってくださいました東海大学の伊藤先生に感謝申し上げます。今度お酒でも呑みましょう(いつも通りか・・・)。

開催予定の動物の行動や福祉に関連するイベントです
〇ISAE2019
開催日:2019/8/5-9
於:ノルウェー・ベルゲン
要旨〆切:2019/2/15
URL:http://www.isae2019.com/

〇One Welfare Conference II
開催日:2019/10/14-16
於:オーストラリア・シドニー
要旨〆切:2019/1/31
URL:https://www.cve.edu.au/conference/one-welfare-conference-ii
https://www.onewelfareworld.org/
シドニー大学の獣医教育センターで開催されます。OIEの提唱する“One welfare”についての会議のようですが、主催者がどのような団体なのか今一つわかりません。

〇UFAW International Symposium 2019
開催日:2019/7/3-4
於:ベルギー。ブルージュ
要旨〆切:終了しました。
URL:https://www.ufaw.org.uk/ufaw-events/advancing-animal-welfare-science
UFAWが主催するウェルフェアのシンポジウムです。

〇EAAP2019
開催日:2019/8/26-30
於:ベルギー・ヘント
要旨〆切:2019/3/1
URL:https://www.eaap2019.org/EN/Home/tabid/9594/Default.aspx
欧州の畜産学会です。例年、ウェルフェアのセッションが組まれています。

伊藤秀一(HP・デザイン担当(& NL編集) 東海大学)

  2019年度もよろしくお願いします.

今年の伊藤は激動の年となります・・・・皆様よろしくお願いします.いや,本当に・・・・

深澤先生・・・お酒飲みましょう・・・いつも通りだな.

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ISAE2015 関連

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